いい加減、適当は素晴らしい言葉
いい加減
意味は:仕事を最後までやり遂げずに途中で投げ出すさま。
良い意味ではないなあ。
悪いいい加減
「もう、いい加減にしてよ。」「いい加減なやつだな。」「いい加減うんざり。」
良いいい加減
「お風呂の温度、いい加減です。」
ま、悪いイメージの方が先行するな「いい加減」は。
でも字を見れば良い感じで加えたり減らしたり。
最高のバランス感覚を持っていそうな言葉。
適当
意味は:やり方がいい加減であること、またそのさま。
意味にいい加減入ってる。
悪い適当
「あいつ適当だな。」「適当にあしらっておいて。」
良い適当
「ここは場所として適当です。」「もっとも適当な判断です。」
いい加減よりは良い意味で使われるか。
やはり字を見れば、適している、当たっている、だもの。
やっぱどちらも素晴らしいバランス感覚のとれた言葉じゃないかと思う。
バランス感覚
帯に短したすきに長し、一長一短、過ぎたるは及ばざるがごとし。
何もかもやらないのもだめだけども、やり過ぎもいけない。
バランスを取ることはとても重要何だと思う。
重要だとわかっていてもバランスを取ることはとても難しい。
丁度良いというところで維持するのは至難の業である。
顔のバランス、これは生まれつきで私は諦めてますけど。
身体のバランス、精神のバランス、思考のバランス。
全ていい加減な方法(良い具合で加え減らす)で適当(適した当たり)な状況に導いていく。
いい加減、適当はバランスを取る最大の方法に当てはまる(適当)な言葉じゃないかな。
振り子の法則
振り子は右に振れれば、左に振れ返す。真ん中でピタッと止まることはない。
お酒が好で丁度良く飲もうとしても飲み過ぎる、
飲まないと決めても我慢した分飲み過ぎる
運動不足を解消しようと始めた筋トレで、ムキムキになり過ぎ彼女に嫌われる。
(人それぞれ好みがあるので)
自分の考えを相手に伝えようと、ある程度理解してもらってももっともっとと過剰になり、
反発される。
嫌な社会だと考えそれを是正しようと、厳格になり別な嫌な社会になる。
頑張っていないことに気がつき、頑張りすぎて崩壊する。
常に真ん中でピタッと止まろうとするけれど、ピタッと止まれるわけもなく。
人は過剰になっていく。
右に社会が振れようとすれば、左に引き返そうと力を入れる。
そして左に行きすぎる。また右に戻そうと力が加わる。
バランス感覚に優れた日本人
日本人は世界一バランス感覚のとれた国民なんだと思う。
自分がどの位置にいて、それを意識することなく肌感覚で察知する。
周りに迷惑をかけない、イコール周りを見ている。
普通に近づきすぎず、離れず。干渉しすぎず、見放さず。
全て自然に行い、その行いを見てまた自分も行う。
国民性が環境を作って、その環境でまた感性が磨かれる。好循環な環境。
コロナが蔓延し始めたとき、現実感のないふんわりした緩い空気感に、
自粛警察などの厳戒派が力を入れ、ロックダウンがと囁かれ出した。
もう、手が付けられなく方法も見つからない異常事態を、肌で感じ。
「これやばくね。」と肌感で感じた人たちが、小さい行動を起こした。
その積み重ねが奇跡の減少になって収束している要因のひとつなんだろうな。
人に強制されるんじゃなく、自分の感覚で動けることが日本人の実はすごいところ何じゃ
ないかな。
基本、解除された今でも徐々に、を実践している。
バランスを意識して
選挙の投票率が低いと、世の中嘆いているけども、
実は本当に必要になれば選挙に行くんじゃないかな。
だとすれば、行っても変わらないしという意見は正しくて。
それほど日本は、成熟しているのかもしれない。
完成ではないけれども、どうしていけば良いのかなんとなく考え、
これからもいい加減で適当な、
バランスのとれた民意で国が進んでいくんじゃないだろうか。