まちづくり
被災地には、ほぼ住民がいない地域があり、その地でのまちづくりに触れてみる。
そもそも、まちづくりって、なぜひらがな?
都市部だったら、空き家をリノベーションして、人を呼び込むとか。
何となくはイメージできる、被災地は、空き家はほとんどなく、空き地しかない。
することが決まっていて選択するのではなく、何をするかを創出する。
なんでもかんでも、やらねばならないから、ひらがなで、全てに当てはめようってことか。
まちづくり会社
各地域には、まちづくり会社なるものがある。
まちづくり会社ごとに、形態や考え方はかなり様々だ。
やらねばならないことが、山ほどあり、何をするのか、何からするのか、
個々の考えがその形態を作り上げている。
その形は大きく2種類に区別できる。
事業遂行優先型、人材育成優先型
取り組もうとしている事業の目的や、趣旨は同じだが、進め方に大きな違いがある。
事業遂行優先型
コンサルが主導権を持ち、短期での成果を出すことに集中
派手な施策に流れがちで、継続性が薄く、事業ごとの関連性も薄れる
コンサルや外部に方向性を委ねるため、自身での判断能力がなくなる
働く人材は駒と考えることが多く、目的が末端まで浸透しない
少人数なのに縦割りで、全て個々での動きになる
人材育成優先型
内発的な事象を重要とし、職員やアルバイト等を含めた人間形成を主眼とする
身の丈に合った事業を主眼とし、全員でそれに取り組むことを重要と考える
コミュニケーションが取れ、それぞれに貢献意欲がたかまる
地道な取り組みと、継続性が生まれ、人の入れ替わりにおいてもスムーズ
目的や方向性が共有され、判断基準がはっきりしているため、決断が速い
どちらが正しいとかは、明言はしないけれども、明らかではないでしょうか。
結局は人
地域としては特別だろうが、会社としてあるべき姿は同じ。
人を大事にし、人を育てることに目を向けなければ、それは長続きしない。
コンサルは受託した期間で、その結果を表現し、去っていくものだから。
帰還者、移住者、定住者、関係人口、交流人口
どれも結局は人、施策やイベントの行為は、その人たちの集まりなんだから。
まちづくりは、町を作るのではなく、人の生業や生活をつくるのだから。