人間関係 コミュニケーション 超難問

人間関係

スタート

「相談があります」そんなLINE文面からスタートでした

ある会社に約半年間の計画で大学を休学して飛び込んできた子

出会ったときは、夢と希望に溢れ頑張るぞとキラキラして

「なんでも聞きますよ」内容はわからずとも、心から相談に乗ろうと

特に深く関わっている会社ではなく、ヒヤリング対象の会社だけれども

昨年度

昨年同じ会社にやはり大学を休学し、1年間働いていた子がいました

会社に伺ったとき、たまに挨拶する程度、頻繁ではなかった

その子はコミュニケーションを取ることが明らかに苦手そう

でもその会社の仕事はコミュニケーションを取ることが仕事のような会社

この子に興味が湧き、少しずつ話をするようになりました、ゆっくりと

コミュニケーションを取ることがやっぱり苦手、いや嫌いなぐらいと知りました

核心に迫る会話まではできませんでしたが想像はできました

自分たちからすれば普通のことが、彼女にとっては大事件

その時その時を全力で対応してたんだなと

そして自分で自分を何か変えようとしてたんだなと

最後にあったときに「見守ってくれてありがとうございました」と涙で

もっとしてあげれることはなかったのかと悔やむ結果でした

反省から新たな意気込み

昨年の出来事から数か月後「相談があります」今度はできることは何でもしようと

後悔の無いように全力で関わっていこうと決心をするのでした

相談の内容は、会社側との完全なミスマッチ

大学生の思いはことごとく否定され、その先に希望が見えないと

キラキラした目は完全に曇り、別な団体等に移籍したいと

その会社は、新しい体制になったばかりで不安定

また、新体制の人材を見ても明らかにこうなるべくしてなる事を容易に想像できた

とはいえ、自分にできることは限定的でした話を聞いてあげることぐらい

しかし相談内容は感情的であるものの会社組織に対して的確な指摘でした

理想と現実

学生は本人視点から、自己の実現のために言っているように見えます

自己中心に見えるのですが、その事象の原因は組織にあります

組織が組織として成立しておらず、また上層部も危機感が無い

そんな環境で、自分の考えを提示し改善を求める行為は届いていきません

それどころか、上層部が新体制で自己実績にしか興味がなく、前線を見もしない

キラキラした大学生は大人の理不尽な渦に飲み込まれました

相談を受ける側の葛藤

相談の内容に共感し理解ができたとしてもやれることが限られている

根本的な解決にならないにしてもこの若者の気持ちに寄り添うしかないと感じました

この地に来た若者の心にこの時期がマイナスでしかないとすればとても悲しいこと

若者のメンタルケアを中心に行っていこうと選択しました

職場では話ししづらい内容も職場以外で聞いていこうとも、息抜きも必要

多くて2週間に1度くらいしか伺えない現実では距離感を縮めるのに大変でした

急転直下

ある時から、急に連絡頻度が少なく感じるようになりました

ん、どうした?何も根底は解決していないが、もしや心が折れた?

「散々愚痴を言いましたが疲れ果てました」と、やっぱり心が折れたかと感じました

でも少し印象が違いました、なんか釈然としない部分を感じます

わかりました、原因は私自身でした

単純に私自身に対してウザいと感じていたようです、私自身青天の霹靂

やってしまった、前のめりになりすぎた、油断した

後悔してもしきれません、自分の尺度で話を進めてしまいました

温度差

おかれた立場や環境も違い、また年齢差もある全く交わらないこの状況に

会社組織への指摘や、人に関する観察力等共感する部分がかなり多く

交わらない状況をどこか忘れてしまっていました

以前からこの組織自体を何とか改善する方法はないか、また新体制への不満もあり

昨年の後悔からの反省、何より相談されたことに本音では嬉しいと高揚感を得ていた

その諸々が、慎重さを欠いていたのかもしれない高慢であったかもしれない

完全に意気消沈です、それはそれは計り知れなくショックです

コミュニケーションの難しさ

自分の責任はとても重いと感じてはいますし反省はしています

ただ、状況を把握している彼女の同僚にはそんなことないよと、救われます

またその方から教えてもらったのは、残り少ない時間の中で「疲れ果てた」は本当のようで

その同僚にさえ、もうあとは関係無い的な状況なのだそう、それはそれで問題では

よって同僚の方々とも距離感が生まれている状況だそう

やはりそのキッカケだったかもしれない自分の行動に反省をし、後悔をしています

人の関係性の難しさを痛感し、奥深さを感じています

これからも学ぶ人間関係の難しさ

ジェネレーションギャップ、環境や立場の違いいろんなことが絡み合いの人間関係

好き嫌い、考え方の違い、その時々の感情の起伏、その温度差

本気で取り組めば良いというものでもない

話さない間が空けばその間にも色々なことが起こり感情が起伏する

簡単には相談に乗れるほど自分が出来上がっていないことを実感することになりました

謙虚であり続けようと誓う寒い夜でした

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