還暦、定年を前に大人げなく会社を辞め、
世間の逆風に晒され、逆風をはね除けようと努力はするもことごとく玉砕。
日々のネガティブな出来事にどっぷり浸かり。
脱け出せない毎日を送る悲しいジジイの毎日。
会議での議論は全然噛み合わず、悶々として終わろうとしたとき。
「あっ、ところで来年定年だよね?」とにやけた顔で言われ。
「そうですが、何か?」
「給料の金額決めないと、と思って。再雇用した場合の。」更ににやけ顔。
会議の構成員は俺以外みんな役員、俺が一番下っ端で。
「60歳越えてまでお世話になるつもりはないので、どうぞご安心を。」
言っちまった、生活もあるから迷ってはいたけど、あまりにムカついたから思わず・・・
「なんだ、そんなはっきりいわれちゃしょうがないね、新しい人募集しなきゃ。」
ネガティブジジイの苦難が始まったのだった。